国生みの世界です。
この物語は、2世紀までの出来事を下地に語られてきたのでしょう。
二人の出身地は、伊邪那美は日本海側、伊邪那岐は北部九州と言われています。
二人が祀られている神社と埋葬地を巡りました。
その二人は仲睦まじく国生みしましたが、その後、分かれて争い国造りの諸端を開きました。
争いが国造りを加速させたとも言えます。
二人がかき回すのに使った「矛」は何を象徴しているのか?
更に、銅製でしょうか?鉄製の可能性はないでしょうか?
伊邪那美のお墓は、東出雲(古事記)と紀伊熊野(日本書紀)の二つあります。
持統は、伊邪那美の埋葬地(=出身地)を紀伊熊野にする特別な理由があったのでしょう。
こんなことを考えながら、伝承の地を訪れました。
比婆山 久米神社下社 主祭神は伊邪那美
比婆山山頂には、御神陵と言われる古墳があります。ここに眠っているかは判りません。
今回は、その登山口である下社にお参りです。
- 由緒書き
- 下社鳥居から拝殿を望む
- ここも高床式本殿
- ここから、久米神社億社を目指して、比婆山に登ります
比婆山 久米神社奥宮 峠之内参道口
- 登り口の角に案内板
- 拡大してみてください
- 新しい碑です
- 比婆山には柱状列石があります
黄泉比良坂 伊邪那美(女)と伊邪那岐(男)
黄泉と現世を結ぶところです。その穴は、伊邪那岐が千引石で塞ぎました。
ようやく、来ることができました。
- 向うは黄泉の世界
- 地元ロータリークラブにより、綺麗に整備されてます
- 映画のロケ地になった
- 狭めの駐車場に一台
揖夜神社 主祭神は伊邪那美命 大社造り(祭神は右横向き)
意宇六社の一つ
黄泉平坂の近くにあります。
事代主の神話も伝承されていて、神話の聖地とも言える場所です。
- 揖夜神社 街道沿いにあります
- 本殿を斜め後ろからみる 高床式がよくわかる
眞名井神社 主祭神は伊邪那岐命 大社造り(祭神は正面向き)
意宇六社の一つ
平地の端、急な階段を上ります。
「眞名井の水」でとても有名。出雲国造の火継神事と新嘗祭に用いられます。
- 階段脇に、杖が置いてありだれでも使えます。
- 本殿は高床式 大社造り
神魂(かもす)神社 主祭神は伊邪那美命
意宇六社の一つ
国譲りの第一陣である、「天穂日命」が創建したと伝わる。
明治に杵築大社(今の出雲大社)に国造が移るまで、ここに居を構えていた。
トピックス満載の神社です。因みに、本殿は日本最古で、国宝です。
- 本殿は高床式 判りやすいアングル
意宇六社参り
熊野大社 神魂神社 眞名井神社 八重垣神社 六所神社 揖夜神社
江戸時代に盛んに行われ、古代出雲の中心地である意宇の重要神社を巡る。
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