出雲旅 伊邪那美/伊邪那岐編 2022.5

TOPへ戻る

国生みの世界です。
この物語は、2世紀までの出来事を下地に語られてきたのでしょう。
二人の出身地は、伊邪那美は日本海側、伊邪那岐は北部九州と言われています。
二人が祀られている神社と埋葬地を巡りました。
その二人は仲睦まじく国生みしましたが、その後、分かれて争い国造りの諸端を開きました。

争いが国造りを加速させたとも言えます。
二人がかき回すのに使った「矛」は何を象徴しているのか?
更に、銅製でしょうか?鉄製の可能性はないでしょうか?

伊邪那美のお墓は、東出雲(古事記)と紀伊熊野(日本書紀)の二つあります。
持統は、伊邪那美の埋葬地(=出身地)を紀伊熊野にする特別な理由があったのでしょう。
こんなことを考えながら、伝承の地を訪れました。

比婆山 久米神社下社 主祭神は伊邪那美
比婆山山頂には、御神陵と言われる古墳があります。ここに眠っているかは判りません。
今回は、その登山口である下社にお参りです。

比婆山 久米神社奥宮 峠之内参道口


黄泉比良坂 伊邪那美(女)と伊邪那岐(男)

黄泉と現世を結ぶところです。その穴は、伊邪那岐が千引石で塞ぎました。
ようやく、来ることができました。

 

 

揖夜神社 主祭神は伊邪那美命 大社造り(祭神は右横向き) 
意宇六社の一つ
黄泉平坂の近くにあります。
事代主の神話も伝承されていて、神話の聖地とも言える場所です。

眞名井神社 主祭神は伊邪那岐命 大社造り(祭神は正面向き)
意宇六社の一つ
平地の端、急な階段を上ります。
「眞名井の水」でとても有名。出雲国造の火継神事と新嘗祭に用いられます。

神魂(かもす)神社 主祭神は伊邪那美命
意宇六社の一つ
国譲りの第一陣である、「天穂日命」が創建したと伝わる。
明治に杵築大社(今の出雲大社)に国造が移るまで、ここに居を構えていた。
トピックス満載の神社です。因みに、本殿は日本最古で、国宝です。

意宇六社参り
熊野大社 神魂神社 眞名井神社 八重垣神社 六所神社 揖夜神社
江戸時代に盛んに行われ、古代出雲の中心地である意宇の重要神社を巡る。

TOPへ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました