役小角(役行者) ④修験道共存の時代 紀伊半島一周の旅


吉野から葛城にかけて役小角(役行者)の足跡が残り、祀られています。
一部ですが訪ねたところを紹介します。

役小角(役行者)
先ずは役小角(役行者)の像です。
金峯山寺蔵王堂は修験道の本山、役小角(役行者)が開きました。いつ見ても蔵王権現は迫力がありますが、今回は見ることができませんでした。
龍峰院は金峯山寺の別院で山の中にあります。修業の場です。
那智の滝飛龍神社(ひろうじんじゃ)は、那智の滝の滝つぼそばにある那智大社の別宮です。ご神体は大己貴神です。滝つぼの深さは10mあるそうですが、ここには不老不死の仙薬が沈められているそうで、この水を飲むと長生きできるという言い伝えがあります。正に神仙、徐福が求めていたものでしょうか?
葛城天神社は葛城山ロープウェイ駅の先にあります。この辺りは加茂氏の所領で長く聖域とされていました。ここに役小角が祀られています。
世尊寺の堂内にも役小角(役行者)をお祀りしていますが、写真撮影禁止です。

役小角(役行者)と一言主
一言主は雄略天皇と葛城山で会い、遊んでいます。
その時に、山特有のブロッケン現象を下敷きにして、天皇が二人いると語られます。
その後の葛城山での両者のやりとり、関係はなかなか面白いです。

その約200年後には、同じ葛城山で役小角は修業しており、一言主を顎で使うような場面があります。一言主は200年以上生きて、同じ葛城山で活躍していますが、実在人物とすればどちらが本物なのでしょうか?

一言主神社
葛城山の麓に一言主神社があります。
なかなかの盛況で参詣者が絶えませんでした。

葛城ロープウェイ
葛城ロープウェイで葛城山の頂上まで登りました。その途中の神社に役小角が祀られています。
又、ロープウェイの観光案内は丁度、役小角(役行者)について説明していますので、耳を澄ませてお聞きください。

葛城天神社
葛城天神社は古代加茂(鴨)氏の祭祀場所とも伝えられ、葛城山も「鴨山」とも呼ばれているようです。この場所は下っては京都の鴨神社などとつながりがあります。
祭神は国常立命ですが、役小角(役行者)と不動明王も祀られています。

 

 

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