付記4 八にこだわる
「八」は、最高の数「八」、数の神秘「八」として伝わります。
中国の古代では全宇宙を八角形として捉えていたようです。八柱は宇宙を支える想像上の柱です。
八角形は、東西南北とその中間を合わせて八方向を表現しているので、神聖な形です。
その角に当たる八極は、四方(東、西、南、北)に、四隅の西北(乾) 、南西(坤)、北東(艮) 、東南(巽)で構成されます。
「古事記」、「日本書紀」には、大八島、八咫烏、八雲、八重垣、八咫鏡、八坂瓊勾玉など「八」から始まる名前が多く出てきます。
天皇即位の時には、ともに八角形の天皇は「高御座」、皇后は「御帳台」に乗って、天から降りてきます。
八方除 は、地相・家相・方位・年回り等由来の災いを取り除く方災厄除の神としての信仰が根付いています。
付記4 八にこだわる

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